聖書からの素敵な言葉を

聖書からの素敵な言葉を(ブログ)

聖書を手にされたことのない方のために、わかりやすくを心がけて、ブログを書かせていただいております。

この地上での死とは、肉体と魂が分離することをあらわしています

2021年7月3日

 

『 この地上での死とは、肉体と魂が分離することをあらわしています 』

 

(今回は、肉体は土にかえるけれど、魂は永遠に死なない、ということについてふれたいと思います。魂は、天国に入れられるとしても、地獄に入れられるとしても、いずれにせよ消滅することがなく永遠に生きつづけるのです)

 

・創世記・2章の7節より

『主なる神は、土の塵(ちり)で人を(=人類で最初につくられたアダムを)形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた(=これは神との交わりを可能にする “霊” と、ならびに “魂” を吹きいれたのだと思います。人は土からつくられた体だけで生きるのではなく、霊と魂をもったものとしてつくられたのです)。人はこうして生きる者となった』

 

・マタイによる福音書・10章の28節より(=以下はキリストのおことばです)

『体は殺しても、魂を殺すことのできない者ども(=迫害してくる者たち。広い意味では人間のこと)を恐れるな。むしろ、魂も体も地獄で滅ぼすことのできる方(=神)を恐れなさい(=このようにキリストは、体と魂をべつのものとして語られています。神だけがこの魂の行き先を、お決めになれるのです)』

 

・創世記・3章の19節より(=以下は、神が罪をおかしたアダムに語られたおことばです)

『お前は顔に汗を流してパンを得る、土に返るときまで(=この地上で死んで、肉体が土にかえるときまで)。お前がそこから取られた土に。塵にすぎないお前は塵に返る』

 

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(神は、体は朽(く)ちるものとして、魂は永遠に存在するものとして、二つをわけて定めておられます(=ただしアダムが罪をおかす前は、体もくちないものでした)。そしてこの地上での生涯がおわれば、人はいよいよ永遠の時を過ごす場所へと神によってうつされます。問題は、この地上での仮住まいをおえたあとに、永遠に天国で過ごすことになるのか、あるいは永遠に地獄で過ごすことになるのか、このちがいにあるのです。どうか一人でも多くの方が、キリストをうけいれ、永遠の命をさずかることができますように。イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします)

 

なお聖書本文は、日本聖書協会の新共同訳から引用しております。